国際空手道連盟極真会館 福井支部
極真会館南米地区連盟総責任者(磯部清次師範)による特別稽古指導
7月28日(金)極真会館南米地区連盟総責任者の磯部清次師範が稽古指導に来られた。諸事情により春江道場の稽古場所にて実施することとなったが、めったにない機会とあって県内各支部より多くの道場生が集まった。まずは準備運動から始まり、その動作の意味を説明しながら指導をされた。今年58歳になられたとの事であるが、その柔軟性や動きの滑らかさはさすがである。特に左右開脚で180°開いた状態から腕を使わず身体をコントロールした時には皆驚いていた。基本稽古に移り、それぞれの技の特徴と注意点を指導していただいた。ブラジルでの基本の数は少なくとも50本であるが、この日は時間が限られている事もあり20本で行われた。特に技の緩急や力の強弱を強調され、速さに変化をつけることで皆の集中力を途切れさせないように指導して下さった。合間には気合の重要性、気持ちの持ち方など絶えず皆を鼓舞するよう声をかけていただき、師範の声がかすれてしまうほどで、その熱心さでさらにみんな気合がかかっていった。基本のあとは黙想で呼吸と精神を整え、参加者の希望によりブラジル方式の移動稽古に。両手が自在に使えるようにするための稽古で両手による受けと両手による突きを軸に技を組合せた内容であった。始めは比較的易しい組合せであったが段階を追って複雑なものとなっていった。茶帯、黒帯の参加者も始めは余裕だったが、次第に号令についていくのが難しくなっていた様だ。公共の施設を利用しての稽古だったため時間の関係上残念ながら今回は手技の移動のみとなってしまった。最後は参加者からの質問にいくつか答えていただき、師範自身、現在も毎日稽古を欠かしたことはなく、ちなみにこの日の早朝もご実家にて稽古をされたとの事であった。そうした日々の稽古の中から自分自身が強くなるためと生徒を強くするために今回一部指導いただいた稽古方法や指導方法を考え出していったと言う事、今後も福井に戻った際にはまたみんなと稽古をしたいといったお話をいただいた。翌日に札幌へ向かわれると言う事で稽古後は直ちに帰られたが、そのような忙しいスケジュールの中福井支部を気に掛けて稽古指導に来ていただいた事に道場生一同大変感激していた。   (極真会館福井支部)
磯部清次師範による特別稽古指導の様子 磯部清次師範による特別稽古指導の様子
磯部清次師範による特別稽古指導の様子 磯部清次師範による特別稽古指導の様子


国際空手道連盟極真会館 福井支部
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