国際空手道連盟極真会館 福井支部
少年部夏合宿レポート
 去る7月の29日・30日の二日間。福井支部は、「少年自然の家」において、毎年恒例の少年部夏合宿を行いました。10日前の大雨で施設までの車道が封鎖され、山上の施設まで徒歩で登ることになるなど、今年はなにか本番前から、大きな波乱を感じさせるスタートでした。しかも合宿初日の集合時間はなんとドシャ降り。バケツをひっくり返したような雨の中、全員どろどろの山道を登っていきました。もちろん全員が施設に集合した途端、なぜかドシャ降りが小雨になったことは言うまでもありません。しかしそんな逆境にもめげず、参加者は、総勢70名あまりの大所帯になりました。そしてAM10時15分、合宿最初の稽古が行われました。今年は気を引き締める為、子供たちには特に大きな気合を出させましたが、今回の少年部はみんな元気がよく、最後には指導員が前に立っていられなくなるほど、迫力ある気合が体育館に響いていました。稽古の後は、昼食・レクレーションの飛行作りと続きましたが、施設のお兄さん達の説明を聞きながら、みんな思い思いに、自分の飛行機作りに取り組んでいました。作るまでに一苦労、そしてうまく飛ばすまでに、もう一苦労するなど、稽古のときとはまた違った、楽しそうな子供たちの奮闘振りが伺えました。そしてPM3時、本日二回目の稽古を行いました。9月に型の試合が行われるため、このときは白帯・オレンジ帯の子も難しい型を教わっていましたが、それでもみんな真剣に取り組んでいました。そしてPM5時からは夕食・自由時間・花火大会・入浴と朝のドタバタが嘘のように順調に進んでいき、なんとか波乱の初日が終わりました。特に花火大会では、湿気による霧のおかげで、なかなかロマンチックな花火大会になりました。
合宿の二日目は、朝5時半からの早朝稽古から始まりました。しかし子供たちを起こそうと部屋を空けると、なんとすでに5時前から道着に着替えて飛び回っていました。昨日もあんなに暴れ回っていたのに…。あらためて子供のパワーは恐ろしいと思いました。早朝稽古の後は部屋の掃除・朝食と進み、AM9時半、合宿最後の稽古を行いました。最後の稽古は、ミットや組み手が中心に行われましたが、疲れがたまっているにもかかわらず、みんな最後まで、気合を入れた稽古を終えることが出来ました。そして稽古の後は、今回の合宿最大の目玉である「流しそうめん」が行われました。当初の計画では、あっという間に流し台を作り、優雅にそうめんを食べる予定でしたが、しかしやはり最後に波乱があった。流し台の設置が予想以上に難しく、結局スタッフみんなで竹筒を手で支えるということになりました。それでも子供たちは楽しんでくれたのか、みんなそうめんが流れるたびに、キャーキャー叫びながら食べていました。そしてPM1時半、2006年度の少年部夏合宿は終了しました。
大きな怪我や事故も無く、無事に合宿を終えることが出来て、宮脇師範や、大島副実行委員長、またスタッフとして協力していただいた、指導員・道場生の皆さんにこの場をかりて深くお礼を申し上げます。押忍。
                                 (極真会館福井支部 2006年度 少年部夏合宿 実行委員長 梅田文久)


国際空手道連盟極真会館 福井支部
Copyright 2004-2006 by IKO Fukui All right resaved.