国際空手道連盟極真会館 福井支部
総斗會 三村道場見学レポート
 3月15日(木)、鯖江道場の前田誠が通っていると言う「総斗會 三村道場」へ見学に行った。
 夜9時20分頃に福井市荒木新保町にあるという道場近辺に到着。辺りが暗い中、練習場になりそうな建物は・・と見当を付け、それらしい建物の前まで来て見ると外には看板などは無いが、ガラス越しに総斗會 三村道場の表示があった。扉を開けると練習の掛け声が聞こえる。中に入らせてもらい声のする二階へあがり、扉をノックして部屋の中へ。中では細身の人から大柄な人まで10名が2列で向かい合いながらウォーミングアップの最中だった。一番前にいた代表の三村氏がこちらに気づき、挨拶を交わした。前田は・・と探してみると、前列でアップをしていた。練習中のみんなに挨拶をし、代表の隣で様子を見させてもらった。
 今日は9時頃からみんなが集まり始め練習が始まったとの事。私が着いた時間帯には、その場駆け足、つま先でのジャンプなどを繰り返していて、お互いにタックルの動作反復、タックルを切る動作反復と続いていった。前田は肋骨を痛めているとの事で途中からみんなとは離れ別メニューに。一番後方でミット打ちを繰り返していた。
 みんなのメニューを見学させてもらっていると、代表から笈田氏を紹介され、笈田氏はいろいろと修斗について教えてくれた。代表とともに総斗會の立ち上げから参加していたとの事で若い頃は極真空手もしばらく経験したらしい。お父さんがボクシングのコーチをしているそうで、今日、前田へのミット打ちの指導はこの人が担当してくれていた。
 笈田氏がボディにプロテクター、両手にパンチングミットを着け、前田はオープンフィンガーグローブをはめて、ボディから顔面へ、フック、アッパーなどのコンビネーションを繰り返していた。みんなのほうはアップが終わりスパーに移った。レスリングのライトスパーで、どちらかの背中がマットに着いたら離れて再開するといったものだった。次に修斗ルールのスパーとなり、時間を決め相手を入れ替えながら延々と続けられた。BJ柔術用の青い道着を着た人もおり、それぞれ個性のあるスパーが見られた。組み技でこれだけのラウンドをこなすと体力的にかなりきついだろうなと感じた。前田のほうはミット打ちが終わりライトスパーに。組み技の攻防になると不利な為、自ら組む事はせず、ほぼ打撃だけを駆使してやっていた。組みに来たときの反応を高める為に、スパーの相手をしてくれる方は積極的に組みに行く様にしてくれていた。前田はパンチを中心に下段も交え相手を中に入れないよう動いていた。動きが単調にならないよう注意していたようで、時折出す上段もタイミング良く決まっていた。途中、パートナーの顔面にタイミング良く前田のパンチが当たってしまったため中断し、相手が替わって再開するという場面もあった。最後に組技の先生もスパーの相手をしてくれていた。一度組み付かれる場面があったが全体的に相手のタックルに対し反応出来ていたように見えた。スパーを終えて、再度一度ミット打ちに移り3分間。1発から10発まで一本ずつ連打数を増やし、10本までいったら逆に一本ずつ減らし、また繰り返すといったやり方。それが終わり、他のメンバーとともにクールダウンをして終了。
 前田の練習を見に来たが、ほかのメンバーのメニューを大変興味深く見学させていただいた。12時近くまで見ていたが飽きる事はなかった。24日にはアマの試合があるらしく出場する選手を中心に盛り上がっていた。
 今後、お互いに良い関係として、いろんな機会に交流を持てれば嬉しく思う。
                                            (極真会館福井支部)
総斗會 三村道場見学写真
ウォーミングアップ ジム全体 ジム内 スパー
スパー ミット ミット 笈田氏
整理運動 前田スパー 前田スパー



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