国際空手道連盟極真会館 福井支部
福井大学同好会渡辺超主将卒業10人組手レポート
 3月26日(月)福井大学で卒業10人組手が行われました。この行事は極真空手福井大学同好会が毎年行っている恒例行事で、卒業生が後輩を相手に10人連続で組手を行うという空手ならではのやり方で卒業生を送り出すというものです。そして今年その荒行に挑むのが長い間福井大学同好会を支えてきた渡辺超主将です。
 当日は後輩の他に渡辺主将の恩師である宗石先生や他支部の道場生の参加もあり総勢8名が駆けつけました。最初に基本稽古を渡辺主将の号令で行いました。最後の号令とあって渡辺主将も後輩もいつも以上に気合が感じられる基本稽古となりました。基本稽古が終わり、体の温まったところで10人組手を開始しました。
 後輩は渡辺主将に自分達の成長をみてもらおうと圧力をかけながら様々な技を繰り出して倒そうと向かっていきますが、渡辺主将も後輩には負けられないという意地があり、威力のある突きと中段廻し蹴りで後輩を突き放すと言った展開で見事完遂しました。10人を通し優勢勝ちと引き分けのみ負けは無しの内容で、最後まで気持ちの入った見事な10人組手でした。終了後には後輩から渡辺主将に新しい道着と寄せ書きが手渡され、拍手で送られながら大学生活最後の稽古は終了となりました。
 その後、福井大学近くのお好み焼き屋さんで渡辺主将の門出を祝う食事会が行われました。宗石先生は仕事の合間を縫って来た為、残念ながら食事会には参加出来ませんでしたが、松中指導員が仕事を終えてすぐに駆けつけ、場が大いに盛り上がりました。渡辺指導員を囲んで笑いの絶えない席となりましたが、楽しい時間はすぐに過ぎてしまい、最後に渡辺指導員の挨拶で締めくくられました。
 渡辺指導員は入学当時から福井大学同好会を引っ張り、後輩が来ないときも一人での稽古や宗石先生とのマンツーマン稽古を何度も経験してきた努力家です。また、2006年に開催された第15回福井県空手道交流試合をDVDに編集するなど極真会館福井支部の一員としても大変貢献してくれました。卒業後は山梨県で建築設計の職に就き、空手も続けるそうです。大学生活お疲れ様でした。渡辺指導員のこれからの成功を祈っています。山梨でも頑張って下さい。
福井支部 村中康浩
以下は寄せ書きより抜粋したものです
澤柳宏憲 「入門してまだ期間は短いのですが渡辺さんには蹴り方、突き方を細かく指導して頂きました。おかげで少しはまともな突きが打てるようになったと思います。
渡辺さんはこれから先、色々なものと戦っていくと思いますが大丈夫だと信じています。押忍」
豊田範哲 「入門したてのころ、渡辺さんの大きな声のおかげではずかしがらずに気合を入れることができました。ミット打ちでは、骨まで響く強力な蹴り、ありがとうございました。」
山森 「短い期間でしたがいっしょにできた練習はとても充実したものでした。組手では体重差や常に攻めて来るといった良い経験ができました。ありがとうございます。向こうでも頑張って下さい。」
水口靖教 「大学生活についての様々なアドバイスありがとうございました。今後ワタナベ主将に鍛えていただいた精神をいかしてどんな苦難にものりこえて行こうと思います。今までありがとうございました。押忍!!」
黒岩丈介 「卒業おめでとうございます。人より長く大学に居たのですから色々な意味で多くの経験をしています。これからの社会で是非生かして下さい。」
吉田忠晃 「押忍お疲れ様でした!本当に色々ありがとうございました。あまり来ない僕でしたがそれでもあたたかく迎えてくれたことがとてもうれしかったです。大学祭の演武でもとてもカッコ良かったです。ありがとうございました。これからも頑張って下さい。」
砂畑聡志 「また吉野家いきましょい!押忍」
村中康浩 「大学生活お疲れ様でした。文武両道は大変だったと思います。これからは仕事頑張って下さい!でも空手は辞めないで下さいね。DVD編集など渡辺さんにはいろいろ本当にお世話になりました。また大学祭にはOBとして来てください。渡辺さんには金属バット折りの演武を用意してお待ちしております☆」
松中辰成 「努力、根性、○○○心!!」
北林周記 「福井道場で学んだことをバックボーンにして頑張って下さい!!」
梅田文久 「卒業おめでとう!これからも福井で学んだことを活かして頑張って下さい。」
前川英隆 「失業したら福井へ戻れ、福井支部は君を待っている」
宗石康英 「大学生活の中で極真空手を通じて色々ありましたが渡辺主将の頑張りに感謝します。これからも後輩の指導を影で支えて下さい。社会人になっても色々とあると思いますが"福井大学極真魂"で挑戦する気持ちを忘れずに頑張って下さい。押忍!」
宮脇英彰 「何事にも全力を尽くす」
 
以下は渡辺超指導員のコメントです
 私が空手を始めたのは、2001年の5月、大学1年のときからです。当初は宗石先生と貝沼先輩くらいという人数の少ない同好会(福井大学支部道場)でした。いまでは、少ないながらも空手を愛するメンバーがしっかりと運営をしてくれているので安心です。
 空手を始めたきっかけは、強くなりたい。そして、好きな人を守りたい。もちろん、家族や友人を含めて全ての大切な人を守りたい。そんな思いから始めた空手でした。
 それから、2004年6月まで指導していただき、精神的にも肉体的にも鍛錬ができたと思います。その後、海外留学などの理由で2年間、大学、空手ともに休みをいただきました。そして、2006年4月に戻ったときには快く迎えてくださった先生方、メンバーの方々には本当に感謝しています。一番うれしかったことは、部活が存続していたことです。
 2007年3月26日(月)には、恒例の卒業10人組手を設定していただきまして、有難うございました。お忙しい中、わざわざ来てくださった宗石先生、10人組手を設定してくださった村中さん、このためにわざわざ来ていただいた他道場の方々、後輩のみなさまに心より感謝いたします。全ての人の突きと蹴りが、大学生活に本当のピリオドを打たせてくれたと思っています。空手を続けてきて本当に良かったと思っています。
 最後になりますが、各指導員ならびに選手の方々、極真空手福井支部の更なる発展を祈っております。特に、福井大学極真空手同好会がすばらしいものになりますこと、心より祈っています。いままで有難うございました。押忍!!!!
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