福井大学極真空手同好会演武レポート
2008年6月1日、福井大学祭最終日、福井大学極真空手同好会は初夏の日差しが照らす中演武を行いました。この演武は普段他の人が見ることのない鍛錬の成果を学内で我々がアピールする唯一の機会でもあり、かなりの時間をかけて準備してきました。では当日の流れそのままにみていきましょう。
まずは演武までを簡単に。
AM9:00 福井大学支部道場生全員集合
AM9:30 氷柱が届く
AM10:00最終リハーサル
AM11:20 出陣!!!!
それではここからはゆっくりと。
さすがに道場を出ると顔に緊張の色が…。そんな重い空気が流れるなかOBの渡辺さんが道着を持って駆け付けてくれ、心強い仲間の登場に一同笑顔になりました。しかし本番直前になると一部の者が、何度もトイレに行く、妙な動きをし始めるなど不可解な行動に走りだしました。そんなことをしているうちに学祭本部によるアナウンスがなりました。
村中さんによる我々の紹介の後、全員で正拳中段突きと上段回し蹴りを各20本、村中さんの名司会と鈴木主将の気合の入った号令で一同の顔から不安の色が一掃されたようです。
演武はそのまま瓦割りへ、まずは高島さんが猿臂による瓦5枚割り、山本君が正拳による瓦5枚割り、そして吉田さんが正拳による瓦10枚割りを次々と成功させていき、迫力ある演武に観客から大きな歓声があがりました。
興奮覚めやらぬまま板割りの演武に、玉川君が正拳と後ろ回し蹴り、山森君が背中を利用した回転跳び蹴りを行い、玉川君はそのまま残り『平安其の五』を披露。二人の華麗なる演武に観客の目はくぎづけとなったようです。
演武も中盤になると騒ぎを聞きつけて観客の数も次第に増えていき、山本君が下段回し蹴り、山森君が後ろ回し蹴りでバットを叩き折り、小枝さんが正拳、廣田が頭突きでブロックを粉砕。松中さんVS廣田、吉田さんVS玉川君、渡辺さんVS山本君の組手、観客参加の『空手家を実際に殴ってみよう!!』と演武は順調に進んでいく。
演武は後半突入、まずは友永副主将による四方割りと正拳による大理石割りが行われました。間髪を容れない四方割り、力強い正拳に観客は魅了されたようでした。
そして最後の演武、鈴木主将による角材5本折りと後ろ蹴りによる氷柱割りの時間となり、分厚い氷柱を目の当たりにすると観客席からは一時ざわめきが。観客の不安をよそに鈴木主将はみごと演武を成功させ、この日一番の歓声があがったと同時に演武は幕を閉じました。
今回の演武で我々を十分すぎるほどアピールでき、一人一人の自信にもつながったと思います。今後も日々の鍛練を積み重ね、さらなる飛躍を誓う演武となったのでした。
(極真会館福井支部
福井大学同好会
廣田 真人
)
福井大学極真空手同好会演武写真
国際空手道連盟極真会館 福井支部
(C) IKO Fukui All right resaved.