磯部師範による特別稽古レポート
9月25日(木)夜7時より本部道場にて磯部師範による特別稽古が行われた。
27日に韓国で開催されるK−1に伴い帰福され、この日の稽古実現となった。
最近、持病の椎間板ヘルニアが再発した上、左足親指の怪我で非常に体調が悪いとの事であったが、稽古になると相変わらずの熱血指導でみんなをぐいぐいと引っぱって下さった。
今回は2時間という限られた稽古の中なので要所だけを説明しながら早いテンポで基本が進んでいった。一般部と少年部合同であったが、基本は多いものは100本、少ないものは20本から50本で進み、時折特に早いテンポにしたり、途中からリズムを変えたりとメリハリの利いたやり方であった。
基本後正座黙想をはさみ、基礎体力と技のスピード、手数を鍛えるため、その場での連続突き連続蹴りの稽古に移った。肩幅に立ちその場で素早く足踏みをしながら同時に小刻みに両拳を正面に突き出す。突きは縦拳、下突き、鍵突きと3種類をそれぞれ順に30秒間、合計1分半。言葉で言うと簡単だが、可能な限りペースを上げて行おうとすると全身運動のため、かなりきつい。縦拳の時点でみんな表情が苦しそうであった。3セット終了後、蹴りに移った。その場で片足連続蹴り。前蹴り、回し蹴り、前蹴りと回し蹴り交互、をそれぞれ20秒ずつ。これはさすがに突き以上にきつい。この日参加した者の中で1分間追い込めた者がいたかどうか。右、左と両足で各2セット。この突きと蹴りの稽古だけでふくらはぎと太腿がガクガクするほどであった。
最後はミット稽古。一方が両手にミットをはめ、もう一方が前手で正拳突き、そのあと前手、後手でワンツーを打つ。最初の正拳を1本から10本まで増やして行き、その後また1本まで減らしていくというやり方。左手を前でやったあとは右手を前に変えて同様に行う。突きが大振りになったり雑になってくると磯部師範から注意が飛び、みんなに気合が入る。時間をみると早くも9時近くに。最後は同じ要領で中段回し蹴り、左右の下段蹴りで中段回し蹴りを1本から10本まで増やし1本まで戻す。それぞれ早い遅いはあるが全員最後まで、少年部も誰一人脱落することなく全てやり終える事ができた。
突き蹴りで締めた後は磯部師範より講話をしていただいた。師範の福井に対する思い、そこで稽古しているみんなに対する思い、強くなる為の心構えなど、みんなからの質問を交え約1時間熱く語ってくださった。
その後、道場訓唱和、黙想で特別稽古終了となった。
翌日は朝6時に出発、その後、韓国でK−1とセミナー、カナダへと超過密スケジュールにもかかわらず福井に立ち寄り指導をいただいた事に心より感謝いたします。ありがとうございました。
極真会館福井支部宮脇道場
磯部師範による特別稽古
写真
国際空手道連盟極真会館 福井支部 宮脇道場
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