国際空手道連盟極真会館 福井支部 宮脇道場
福井大学極真空手同好会 演武 レポート
2009年5月31日(日)
 5月31日、福井大学極真空手同好会は福井大学の大学祭の場で演武をした。
 朝の9時に集合をし、その後リハーサルを行った。この時には中学生、OBの方々も駆けつけてくださった。真剣にやりながらも久しぶりに顔を合わせるということもあり、お互いに近況を報告し有意義な時間を過ごせた。
 昼の12時30分、いよいよ演武の開始である。朝方は小ぶりの雨が降っていて心配されたが、なんとか雨がやみ環境は整った。指導員のアナウンスから始まり全員で正拳中段突きと上段廻し蹴りを行った。
 その後はいよいよ個人での演武である。最初は山本明郎10級が瓦を五枚それぞれの手で同時に、合計十枚わるというものである。これは力のかけかたが難しいが見事成功。観客からは驚きの声があがった。
 そして斎戸本部指導員と山森無級の四方割りである。後ろ廻し蹴り等をとりいれた動きで板を割っていき、観客はその華麗な動きを目でおっていた。
 次は中学一年生の玉川2級による型を披露した。型は撃砕小をし、中学生とはいってもその動きは人を惹きつけるものがあり会場は型の動きに見とれていた。そして、このあたりから歓声などから周りを歩いていた人も見にきて会場の雰囲気も盛り上がってきた。
 次に組手を披露した。極真空手ならではのサポーターなしでのガチンコファイトは見慣れないひとが見ると痛々しいものだったかもしれないが、観客のみなさんの反応は好評だった。
 その後、組手の凄さを分かってもらう為に観客のみなさんから希望者を募り、本気で空手家を殴ってみるというものをおこなった。当初は2人だったが希望者が4人でてきて当初やらない人もすることとなった。(ちなみに記事を書いている私もそのうちの一人です)観客の遠慮のない攻撃に空手家の我々はただ耐えた。観客にはこの企画がかなりおもしろかったらしく、会場の盛り上がりはどんどん増してった。
 次の演武はOB鈴木無級の正拳による大理石割りだ。「あんな硬いもの割れるのか?」といった声もあがっていたが、見事一撃で成功。真二つとなって歓声があがった。
 続いて毎年恒例のバット折りである。OB友永無級が下段、私が上段と折っていきそのたびに吃驚の声があがった。
 そして、次の演武は私の越前海岸で拾ってきた自然石を割るといった演武。小さいので観客のみなさんからは見えなかったようだが割れた石をみせると「おおー!」という声が。
 そしていよいよ我々同好会における廣田主将の演武となった。猿臂での瓦15枚割りである。高く積まれた瓦。観客の中からは「高いなぁ!」「本気で!?」等といった声があがった。会場が静寂に包まれる中、主将の掛け声とともに肘が振り下ろされた。その迫力からその日最高の歓声があがった。
 基本で始まり基本で終わる。最後は全員での正拳中段突きで終わった。観客の反応をみても今回の演武は大成功だった。
 今回の事を通して一番思ったことは仲間同士の繋がりである。今日という日にあわせてきてくださったOBの方。県外からきてくださった人もいる。他にも空手関係の方々が来てくださった。何気ない事だが久しぶりに会ってお互いに語り合い、協力しあう。そんな関係でいられる事を幸せに思う。来年ももちろん演武をするが、その時に見てくださる観客の方、来てくださる空手関係の方の為にも日々精進しこれからの練習に励んでいきたい。
                                                         山本 耕平
 
福井大学極真空手同好会 演武 写真
2009年5月31日(日)
 



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