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第10回福井県空手道選手権大会 レポート
2010年3月14日(日) |
3月14日(日)福井県営体育館にて第十回福井県空手道選手権大会を開催した。
当日は10時半からの開会式に大会会長の参議院議員松村龍二様、ご来賓の県教育長広部正紘様、大会顧問の県会議員やしき勇様、同じく市会議員稲木義幸様、大会審議委員長の木村市助様よりご出席と激励のお言葉をいただき、前年優勝者の安池年男による選手宣誓で試合が開始された。
まずは型のトーナメント試合。一番参加選手数の多かった小学3・4年の部から対戦が始まった。対戦方式なので審判の旗が挙がるたびに歓声が上がり大変盛り上がった。
トーナメントを勝ち上がってきたのは1・2年の部では手賀諒菜、林海斗、前田悠翔、小田和輝の4名、準決勝第1試合、林はバランスと切れが非常に良い。3−0で勝利。続いては身体の大きな小田が伸び伸びと演じ3−0で勝ち上がる。決勝戦、小田も良かったが林は得意の征遠鎮で締めくくり5−0と見事な優勝。3・4年の部準決勝第1試合、富山勢同士の対戦は先輩の浅井が中曽根を抑え勝利。続いては廣谷対太田、地元の廣谷に期待がかかるが、経験の差か1−2と惜しくも及ばず。決勝は太田のほうが完成度の高い演武を披露し見事5−0で優勝。5・6年の部準決勝、手賀の技の切れが良くない。対する小谷は丁寧に演じ勝利。続いて型で定評のある横川と宮川の対戦。同門同士で、特に横川の演武に注目されたが成長期のためか思ったより切れが良くない。対する宮川はリラックスした様子できびきびと演じ横川を抑えて決勝進出。決勝、小谷、宮川ともに征遠鎮を演じどちらも素晴らしい出来であったが流れの良い宮川の演武に凱歌が上がった。
続いて組手の部。1年生の部では大坂と針山が決勝進出。経験の浅い大坂だが、積極的に前へ出る組手で接戦を勝ちあがってきた。対する針山は参加者の中で一番経験があり針山有利かと思われたが大坂の前に出る攻撃に苦戦、思うように動けず延長戦に。延長では接戦が続き消耗したのか大坂が後半バランスを崩す場面が増え惜しくも初陣で優勝とはならなかった。針山が5−0で優勝。2年生の部、小田に手賀が挑む。身体の大きい小田は蹴り技を中心に勝ちあがり決勝でも再三手賀の上段を脅かす。手賀は同門でもある小田には中々歯が立たなかったが今大会は最後まであきらめずに良く相手をみながら手数を繰り出した。体重判定まで試合はもつれ、6kgの体重差で手賀がうれしい初優勝を勝ち取った。3年の部、黒田と中曽根の決勝ももつれた。前年優勝経験のある黒田は恵まれた体格で中曽根を攻め込むが中曽根は黒田の懐に入り黒田に思うように攻撃を出させず一進一退の展開。再延長、体重判定までもつれ体重差で中曽根の優勝となった。4年生の部、富山同士の決勝となった。体格も修行暦もほぼ同じくらいの対戦は延長戦を戦っても勝負がつかず体重も差がなく異例の最終延長戦へ。一進一退の攻防に試合終了の太鼓が鳴り観客も迷うほどの判定は4−0で太田に挙った。5年生の部、小谷と宮川の対戦は序盤から激しい突き合いとなったが、途中宮川の突きが効き小谷の動きが止まってからは一方的な展開に。宮川が型に続き組手を制した。6年の部、大きな木に対し高地が攻め込むが、途中木の力強い技にバランスを崩した際中段への突きがまともにもらってしまい手数が減った。5−0で木の優勝となった。
一般男子の部。準決勝戦、村中に対し五十嵐が挑戦。待ちの組手をする村中に五十嵐が攻め込むがなかなか効果的な攻撃には至らず本戦、延長2回とも差が出ない。体重でも差がないため最後の延長戦となるがお互い相手の間合いを警戒し攻撃が繋がらない。終盤打ち合いとなるがやはり見た目では差が出ない。僅差で微妙な判定ではあるが4−0で村中が決勝に進出。第2試合は齋戸対安池。ベテラン同士、こちらも間合いとペースの掴み合いで慎重な戦いとなった。上背で大きく勝る齋戸の上段が安池を脅かすが決定打とはならず、本戦、延長戦は引き分け。2度目の延長で後半安池の動きが止まり4−0で齋戸が初の決勝進出。決勝は村中と齋戸の初対決。スタミナに不安があるのか齋戸は村中の様子を窺う。村中はもともと待ちの組手であり、身長差も警戒してかお互いに相手の出方を見る展開となった。淡々とした試合が続き延長戦も互角。最終の延長戦、差がつけられなければ体重差で負けが決まる齋戸はセコンドからも発破をかけられるが村中の待ちの組手を崩すまでには至らなかった。村中も終盤差をつけようと手数を出すが齋戸の長い手足に思うようには技が出せず、引き分け。体重差15kgを以って村中の優勝が決まった。
今大会、組手、型ともに各クラスの選手の実力は昨年よりも格段に上がり、接戦が続き非常に盛り上がりのある素晴らしい大会となった。参加いただいた富山支部の選手をはじめご協力いただいた関係各位に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 |
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第10回福井県空手道選手権大会
インタビュー |
今回全入賞者からのコメントがとれませんでした。
答えていただいた選手のみの掲載となります。
@今日の感想 A今日の点数は B今後の目標 |
組
手
の
部 |
2年 |
優勝
手賀諒菜 |
@いつも負けてた子に勝ってうれしかったです。 |
A60点。 |
B今度、もう1回1位になりたい。 |
準優勝
小田和輝 |
@2つともメダルは獲れたけど金が獲れなかったので悔しいです。 |
A100点です。 |
B銀ではなくてもう一つ上の金を獲りたいです。 |
3年 |
優勝
中曽根嶺 |
@ひとつひとつの技を力いっぱいできたので良かったと思います。 |
A95点くらい。 |
B国際での1位を目標にします。 |
4年 |
優勝
太田丈 |
@優勝できて良かったです。 |
A100点。 |
Bこれからも頑張って1位になりたい。 |
5年 |
優勝
宮川陽聖 |
@2つ優勝が出来てよかったです。 |
A大体95点。 |
B今度北信越でも2つ優勝したいです。 |
6年 |
準優勝
高地就星 |
@今日は1回戦は勝てたんですけど2回戦は負けたんで悔しかったです。 |
A50点位です。 |
Bまた優勝したいです。 |
一般 |
優勝
村中康浩 |
@僕は前川支部長に育ててもらい、大島支部長にいつも木曜日鍛えてもらっているのでお二人のおかげですね。 |
A60点。 |
Bウエイト制優勝。 |
準優勝
齊戸辰成 |
@準決勝戦の安池さんが一番きつかったですね。 |
A優勝できなかったら0点ですね。 |
Bまず来週土曜日の稽古にしっかり出る事です。 |
第三位
五十嵐一史 |
@今日は完全に稽古不足だったので全然ダメですね。 |
A30点位じゃないですか。 |
B稽古に出ることをまず目標に。 |
型
の
部 |
1・2年
の部 |
優勝
林海斗 |
@優勝が型で3回目なので組手でも優勝したいです。 |
A100点です。 |
B組手でも優勝したいです。 |
準優勝
小田和輝 |
@二つともとれましたけど金がとれなかったので悔しいです。 |
A100点。 |
B銀じゃなくて金をとること。 |
第三位
手賀諒菜 |
@(うまくできましたか。)はい。 |
A70点くらい。 |
B今日は三位だったので1位になりたい。 |
5・6年
の部 |
優勝
宮川陽聖 |
@いつもみたいに良い動きが出来て良かったです。 |
A95点くらい。 |
Bずっと優勝を続けたいです。 |
第三位
手賀堅丈 |
@1位を狙っていたのに三位で終わってしまったので今度ある試合では型1位を狙っていきます。 |
A80点くらい。 |
B型で金をとり、組手でも金をとっていきたいです。 |
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第10回福井県空手道選手権大会 新聞記事
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2010年3月15日(月)
日刊県民福井に掲載されました。
(クリックすると大きくなります) |
2010年3月16日(火)
福井新聞に掲載されました。
(クリックすると大きくなります) |
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国際空手道連盟極真会館 福井支部 宮脇道場
(C) IKO Fukui All right resaved.
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