国際空手道連盟極真会館 福井支部 宮脇道場
福井大学祭 演武風景
福井大学祭 演武レポート
 5月29日、福井大学の学祭にて福井大学空手同好会を中心とするメンバーで演武を行った。
 当日は天気にも恵まれ、普段空手道になじみのない一般の方々に我々の日々の鍛練の一端をお見せする絶好の日となった。この日のためにわざわざ県外からOBの渡辺さん、藤井さん、吉田さん、鈴木さんも駆けつけて下さった。さらに斎戸指導員、黒岩指導員も加わり、総勢10名での演武開催である。
 午前9時福井大学道場前に集合した。都合上、本番直前にのみしか合わせができず、急ピッチでのリハーサルとなった。しかし、そこは皆の協力の下実にスムーズに準備が進められた。そんな中、今回の演武の一番の見せ場である氷柱割の氷柱の到着が遅れるという冷やっとさせられる場面も見られたが、なんとか間に合わせることができた。
 正午、村中指導員のアナウンスにより我々の演武が披露された。まずは廣田主将の掛け声で正拳中段突き、上段回し蹴りそれぞれ20本行った。そしていよいよ試割りである。普段あまり目にすることのないイベントに、多数の観客が見物していた。一番手は山本明郎による角材をスネ、腹、胸で受け割るというものであった。見事成功し、拍手が沸き起こる。続いて渡辺さん、藤井さんによる板の四方割りが行われ、これも見事成功。さらに山本耕平の手刀による瓦5枚割り、山本明郎の正拳による瓦10枚割りも双方ともに成功。続いては実際に組手を行う姿を観客の前で披露した。観客の、特に女性の方々は実際に拳と拳のぶつかり合いを目の当たりにし、驚きの表情がうかがえた。この後も吉田さんの猿臂による大理石割り、山本耕平の回し蹴りによるバット2本折り及び腹部に乗せた瓦のハンマーによる粉砕と立て続けに行われ、いずれも成功し歓声が沸き起こった。そして、ここで毎年好評の観客の中から希望者を募り我々空手家を殴る蹴るという人間サンドバックが行われた。観客の中から若者1名と少年1名に協力していただき、我々の日々鍛え上げられた肉体を証明して見せた。そして、ラストを飾るのは主将廣田真人による氷柱頭突き割りである。難度の高い試割りのため、周囲からは緊張が漂う。そんな中で廣田主将はこれを見事一発で成功させ、観客からはこの日一番の拍手が送られた。最後に皆で正拳中段突き20本で絞め、無事演武を終えた。
 年々難度を上げていく中で、日々の稽古の成果もあり、今年も全ての演目で見事成功させることができた。来年はさらに高度なパフォーマンスができるよう、これからも日々精進していく所存である。
                                                   
山本明郎
 



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