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第六回福井県空手道選手権 大会成績 |
順位 |
氏名 |
支部・道場 |
優勝 |
前田 誠 |
福井支部鯖江道場 |
準優勝 |
日置 亮介 |
兵庫支部 |
3位 |
島 一生 |
石川支部 |
4位 |
堂前 伸城 |
石川支部 |
5位 |
松中 辰成 |
福井支部大東道場 |
6位 |
佐藤 久弥 |
石川支部 |
7位 |
宍戸 新 |
石川支部 |
8位 |
宇佐美 辰宜 |
岐阜支部 |
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大会総評 |
第6回福井県空手道選手権が4月2日(日)に福井県営体育館にて開催された。
兵庫、富山、石川、岐阜、大阪東南の各支部から参加をいただき、28名によるトーナメントとなった。
今大会も実力伯仲のため1回戦から激戦となり、延長戦が続く展開となった。
その中から勝ち上がってきた選手8人による準々決勝戦第1試合。島一生対佐藤久弥の戦いは体格で勝る佐藤が足技を駆使し攻撃を掛けるが、技の回転の速い島は佐藤の技を捌いてテンポ良く連続技につなげて行く。終始自分のリズムに持ち込み佐藤に完勝。
続く日置亮介対宍戸新。間合いを取って中段回し蹴りを軸に攻撃を組み立てる日置に対し、宍戸はその間合いを潰す様に接近し威力のある下段蹴りと下突きを叩き込んでいく。日置は宍戸に付き合わず突き返し間合いを取って長い手足を使った中段への技を集中させて行く。間合いを取られると体格で劣る宍戸の攻撃はなかなか効果的には当らず判定で日置が勝ち上がった。
Cブロック、110kgの堂前伸城が75kgの松中辰成を正拳連打と下段蹴りで果敢に攻めていく。体重差をなんとかすべく松中は前足の横蹴りを多用し堂前の出足を止め、伸びのある正拳突きと中段上段への蹴りで対抗する。横蹴りが効果的に決まり松中の攻撃も良く当ってはいたが、間合いが近くなると堂前の攻撃でバランスを崩す事があり、判定は堂前に。
第4試合宇佐美辰宜は恵まれた体格を巧く使い下段と下突きで勝ち上がってきたが、前田誠のパワーに押されがち。前田は緒戦を1本勝ちした時そのままの勢いで一気に攻め込んでいくが攻撃が荒いため効果はいまひとつで、攻めあぐねぎみ。宇佐美はうまく前田の攻撃をしのぎながら技を返すも前田の勢いに飲まれ、返しの手数が徐々に減り敗退。
続いて準決勝戦。島の回転良い正拳突きから繰り出した上段回し蹴りが日置にヒットし一瞬ひやりとさせる。島のペースで進んで行くかに見えたが、序盤様子を伺っていた日置は中盤から攻めに転じる。上段かと思わせながらの左中段回し蹴りが決まりだし、島のフットワークが止まる。すかさず日置の狙い済ました蹴りが見事中段に決まり技あり。島は何とか逆転を狙う為回り込みながら間合いを外そうとするが日置の追い足鋭く島を追い詰めていく。日置が完勝し決勝に名乗りを上げた。
第2試合、これまで力強い組手を展開していた堂前だったが前田には自慢のパワーが通用せず、足を止めて正拳の打ち合いとなる。途中から前田の下段蹴りが有効に決まりだし、堂前が奥足への攻撃を嫌っているのを見逃さず右足へ連打。堂前こらえきれず、技あり。なんとか時間までこらえるが終始前田が先手を取る展開のまま試合終了。前田昨年に引き続いての決勝進出。
第三位決定戦。島が積極的に突きから上段回しへと繋げ攻め立てるが堂前は落ち着いて捌きながら回り込む。長引く展開になるかと思われたが島は、先ほどのダメージが見える堂前の足に技を集中し動きを止め勝利する。
決勝戦。懐の深い日置は中段回し蹴りを軸に前田を中に入れさせず自分のペースに持込む戦法。前田は積極的に前に出て正拳突きから左右の下段蹴りに繋げ日置にダメージを与えようとする。双方、力が拮抗しており前田がいい下段を当てれば、日置は一定以上攻め込ませずに下段から正拳突き中段へと切り返していく。力の前田に対し技の日置といった感じのまま一進一退の攻防がつづき本戦終了。判定は副審の旗が三本前田に上がり前田の二連覇達成となった。決勝は主審が引分けのため3−0の判定であり、いかに実力が拮抗していたかが解る。日置は試合後、前田の下段が効いた事を素直に認めたが、もし延長戦に持込んでいたらどうなっていたかは判らないところだった。前田は昨年に比べ動きのスピードも速くなり技の切れも良くなっていたが、まだまだ力に頼った部分も多い。試合運びや技の組立てをより研究して行き、福井王者に留まることなく全日本、全世界レベルで活躍できる選手に成長してもらいたい。
今大会の合間では各分支部長による試し割りの演武を多く披露し、観客からは日頃目にする事の無い演武に対し多くの拍手が上がり良い評判を得る事ができた。 (極真会館福井支部) |
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少年演武 |
少年演武 |
少年演武 |
少年演武 |
少年演武 |
表彰式 ベスト8
左より 5位 松中 4位 堂前 2位 日置 1位 前田
3位 島 6位 佐藤 7位 宍戸 8位 宇佐美 |
氷柱割り演武 加藤弐段 |
2回戦 田中vs日置 |
準決勝 前田vs堂前 |
3位決定戦 堂前vs島 |
決勝戦 前田vs日置 |
決勝戦 日置vs前田 |
優勝 前田 |
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国際空手道連盟極真会館 福井支部
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