国際空手道連盟極真会館 福井支部
極真会館南米地区連盟総責任者(磯部清次師範)による特別稽古指導
 9月27日、28日の両日、極真会館南米地区連盟総責任者の磯部清次師範が稽古指導に来られた。前回7月にご指導をいただいたが、今回はグラウベ選手が大阪でK−1に出場するのに伴い来日され、忙しい合間を縫って来て下さった。
前回移転準備のため本部道場が使えず分支部道場にて実施したが、今回は本部道場の移転後、記念すべき最初の行事としてこの特別稽古を実施することができた。
初日は準備運動から順に始まり、それぞれの動作についての意味を詳しく解説、悪い例とよい例を示しながら指導が進んでいった。師範が直接やって見せていただける為大変判り易く、参加者は普段行っている動作が中途半端だった事に気づき、あらためて準備運動の大切さを認識した。基本稽古に移り、それぞれ技の特徴と注意点を細かく指導された。空手の基本、拳の握り方から立ち方、目の配り方に始まり、肘の使い方と膝の使い方、重心移動の重要性など微に入り細を穿った説明が続き、ご自身の知っていることを全て伝えたいという熱意が伝わってきた。蹴りに入ってからは「高く強く速く」という点、気合と集中力を強調され、合間には正面へ腰を切らず足刀を返す横蹴りなど独自に考案された稽古方法も教えていただいた。深呼吸は大きく4拍吸い込み4拍止め6拍でゆっくり吐くなど呼吸法についても説明いただき初日が終了。7時半から始めた稽古が気づくと10時半になっていた。
 翌日。前日に詳しい説明をしたので準備運動と基本についての説明は簡単に流していった。基本の数は30本で、いくつかの技については100本といった具合に進んだ。基本のあと黙想で呼吸と精神を整え、参加者の希望によりブラジル式上段回し蹴り(ブラジリアンハイキック)の稽古に。まず膝を高く上げ引きつけた状態で膝が下がらないように上体と軸足を返し相手の顔面に縦方向に当たる角度にから膝から先を蹴り込む。言うのは簡単だが実践するのは難しく、なかなかいい線まで出来るのは若い生徒2名ほどだった。しかし2人組でお互いを補助しながら、その蹴り方の難しさを体験できた事は今後に活きることであろう。その後は、いかに突きを効かせられるかという事をテーマに組手立からの稽古に。重心を崩さず腰を切る、肘が外に逃げないよう真っ直ぐ突き出し、前進する時の推進力を利用して威力を増す。この基本を守って正拳突き、下突き、鉤突き、振り突きとパターンを変え比較的易しい組合せから順に複雑なものへと繰り返していった。この時点で時間はすでに10時を回り、最後は稽古についての心構えなど、師範の経験と実践から毎日繰り返す事、その重要性を説かれた。師範自身、毎日2回の稽古は欠かしていないので皆も負けずに出来る限り努力するようにという事、出来ない言い訳を考えず、いかにして出来るようにするかを考えるようにとの内容を力説された。稽古に参加した生徒たちは皆熱心に聞き入っていた。今後も福井に戻った際にはみんなと稽古しに来るよ、との言葉をいただいき2日間に渡った特別稽古は終了した。磯部師範2日間誠にありがとうございました。次の機会にもよろしくお願いいたします。
                                              極真会館福井支部 村中康浩
磯部清次師範による特別稽古指導の様子 磯部清次師範による特別稽古指導の様子 磯部清次師範による特別稽古指導の様子 磯部清次師範による特別稽古指導の様子
磯部清次師範による特別稽古指導の様子 磯部清次師範による特別稽古指導の様子 磯部清次師範による特別稽古指導の様子 磯部清次師範による特別稽古指導の様子
磯部清次師範による特別稽古指導の様子 磯部清次師範による特別稽古指導の様子


国際空手道連盟極真会館 福井支部
Copyright 2004-2006 by IKO Fukui All right resaved.