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磯部師範による特別稽古レポート
2008年6月27日(金曜日)
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エヴェルトン・テイシェイラのK−1参加に伴い磯部師範が一時帰国され、6月26日(木)27日(金)には福井支部で稽古をつけていただいた。
6月27日(金)
2日目の稽古は成和道場(福井県中小企業産業大学校体育館)にて夜7:00から始まった。
今回は、組手試合を想定した稽古を行うということで、全員道着の下にTシャツ、帯といった格好での稽古となった。
まずは、各自入念に柔軟をさせた後、正拳中段突き100本、上段前蹴り100本、上段回し蹴り100本と基本を3種類だけ行った。その後全体に後ろへ下がり補強を兼ねた移動に移った。まずは正面を向き半騎馬立ちの構えから摺足で15mほど前に進みながら正拳中段突きを150本素早く繰り出す。前進が終えたら今度は後ろに下がりながら150本。言葉で表すと簡単だが、これがかなり効く。師範からは「遅い。もっと速く。足音をたてるな摺足だぞ。きちんと引き手をとったところから。」と厳しい言葉が。続いては左足で連続前蹴りをしながら前に進み120本。下がりながら120本。1列目は120本だったが、全員終えるのに時間がかかったため、2列目からは60本に。なんとか全員左右を終えると、「なんだ駄目だな。ブラジルの半分もやってないよ。しっかりしろ。」ときつい言葉が飛ぶ。しかし、直後に「こうやるんだよ。」と、腰を痛めているとは思えない動きで1往復息を乱さずに手本を見せていただくと、みんな舌を巻いていた。前蹴りのつぎは同じ要領で回し蹴り。だんだん足が上がらなくなると、「もっと高く、高くだよ。素早くしっかりと蹴れ。」と檄が飛ぶ。続いては腿上げを前進で100本、下がりながら100本。全員かなりくたびれたようで、一旦休憩を挟む。「深呼吸は鼻から4拍吸って4拍止めて6拍静かに口から吐く。・・・臍下丹田に力をいれることが大事、気合をお腹におとせ。」と呼吸法と肚に力を入れることの重要性を強調された。
休憩後はミットを使用しての稽古。まずはボディミットで手技を行う。構えから前手での正拳突きから始まり、後ろ手、左右と進み、下突き、鈎突きの組合わせに進んでいく。ただ漠然とやらず、相手との角度、腰の切りかた、技の切れを強調されていた。手技が終わり足技へ。手技と同様に構えから前足のみ、後足のみ、複合技へと進んでいく。本数が増えると反動を使って蹴ってしまうため、前足と奥足で蹴る事の区別がつかなくなると注意を受けた。時間はすでに10時を回り、最後は前足でミットに回し蹴りを放ち、すかさず下段左右に繋げるコンビネーションを行った。ただし、前足回し蹴りの数は1の号令で1本。2の号令で2本・・・と10本まで増やし、10まで行ったら1本ずつ減らし、1本までというやり方。左足が終わったら次は右足。参加者は汗びっしょりで最後の気力を振り絞って頑張り、なんとか全員完遂した。
今日の稽古は試合用ということで一般男子しか来ないかと思っていたが、下は7歳の少年部から、女子部、昨日も参加した60歳の壮年部までが集合し、磯部師範の稽古をいかにみんなが楽しみにしていたかがわかる。
稽古後、何人か食事をご一緒させていただいたが、「海外ではいくら言葉で説明しても誰もついて来ないよ。やってみせなきゃ。机上の空論じゃ駄目。そのためにも自分の稽古はかかしてはいけないよ。今日なんかさ、迎えに来た生徒が30分も早く稽古場に着いてしまったからと謝っていたけど、なんで謝るんだ?逆に俺は30分先に自分の稽古ができるから感謝したいくらいだよ。」という言葉が大変印象的だった。
強い選手を輩出する事は大事である。そしてそれをつくる事は大変難しい。しかし、すべては自分自身の稽古があってこそだという当たり前の事をあらためて実感させられる素晴らしい特別稽古であった。
(極真会館福井支部) |
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磯部師範による特別稽古
2008年6月27日(金曜日)
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磯部師範による特別稽古の様子が新聞に掲載されました
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2008年7月1日(火曜日) 福井新聞に掲載されました
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2008年6月29日(日曜日)
日刊県民福井に掲載されました (クリックすると大きくなります) |
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国際空手道連盟極真会館 福井支部
(C) IKO Fukui All right resaved.
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