一般部夏合宿2008レポート 　８月９日、１０日、池田町にて恒例の夏合宿を実施した。 　初日、午後２時に池田中学校体育館に集合し稽古が始まった。今回はお盆前ということもあってか幾分少なめの参加人数となってしまったが、参加者は白帯から黒帯まで様々で、稽古内容はいつもに増して充実したものとなった。 　まずは、準備運動から基本稽古を各３０本。この日は朝から暑く平地より３〜４度ほど気温が低い池田町でさえ３２度に達していたので、体調を考えて全体的に多く休憩をとりながら進めた。基本の後水分補給をし、今度は移動稽古にはいる。先ずは、前屈立ちの移動稽古を６種類。呼吸を整え、同じく６種類。次に蹴り６種類を行った時点で、一旦休憩。あまり複雑な事はせず、１〜３つの技組み合わせで進めたが、気温が高いためみんな若干暑さ負けといった感じ。長めの休憩が終わり移動稽古後半へ。先ほどに続き、蹴りを６種類。この頃にはみんな全身汗だくになっていた。蹴りの後は後屈立ちからの移動を６種類。さらに後屈から前屈、手技、足技の複合を６種類やって移動稽古を終了した。休憩を挟みながらだったが、３時から４時４０分までじっくりと時間を掛けておこなったので、中には足の裏が剥けてしまった人もいたようだ。 　５時近くまでゆっくり休んでから、軽めのスパーリングに移る。拳サポを着けた状態でまずは片手だけスパーから始め、次に両手のみと進めた。最後に足技も使い行ったが、ヒザ、スネにはサポータを着けていないので怪我をしないようにみんな丁寧に技を出していた。初日の稽古はこれにて終了。長い稽古が終わった安堵感とやり遂げた充実感でほっとしていたようだ。 　宿舎の「コムニタ」へ移動し、職員の人から食事が先か風呂が先かと聞かれたときにはみんな口をそろえて「風呂が先」だった。７時からは食事兼宴会。乾杯後の１杯目はみんな一気に飲み干していた。コムニタならではの山菜や自家製の野菜などをふんだんに使った料理にみんな舌鼓を打ちながら、今日の稽古や普段のそれぞれの道場での話しに盛り上がっていた。夜中は・・・いつもよりみんな早く寝静まったようである。 　翌日は５時に起床。５時半より早朝稽古が始まった。まずは、宿舎近くの道を軽く１ｋｍ余りをランニング。続いて班別稽古に移った。昨日の移動稽古を繰り返し稽古する班、型の稽古をする班、基本、護身術をする班と、それぞれ班長が内容を決め、短時間集中の稽古を繰り広げていた。６時半を回ったところで早朝稽古は終了。朝食まで休憩となった。談笑する者、再び寝入る者など様々だ。８時から朝食になったが早起きをして、ひと汗かいた後とあってみんなしっかりと食べていた。８時４５分には宿舎を後にし、最後の稽古場所へと移動した。今回、２日目は池田中学校の体育館が急遽使用できなくなったために、福井支部がいつもお世話になっているお寺の方のご好意でそこの本堂をお借りしての稽古となった。歴史あるりっぱなお寺で稽古ができるとあって、意外とみんなワクワクしていたようである。 　全員整列の後、仏前に礼をして稽古が始まった。基本を２０本ずつと手足のコンビネーション移動を３種類ほど行い一旦休憩。お盆が近いこともあって、檀家の人たちがお墓まいりや、敷地の草取りなどをされていたが、本堂で空手の稽古をしているのに気がつくと珍しそうにこちらを見ていた。山際にあるお寺のため、本堂の扉外に出ると高い位置からあたりを眺望することが出来て気持ちがいい。例年と違った稽古場の風景に休憩中はみんなゆったりしていた。休憩後は、９月の福井交流試合と１０月の極真祭に向けて、スパーリングとなった。本堂には大きな柱などがあり、ぶつからないように半数ずつ入れ替わりながら行った。みんなそれぞれ日頃は別の道場で稽古しており手合わせをする機会がないため、積極的に相手を見つけては切磋琢磨していた。休憩を挟み約1時間スパーリングは続き、それぞれに自分の課題を見つけていたようである。 　掃除と後片付けをし、お寺の方にお礼を述べて最終稽古は終了となった。 　合宿最後の昼食は例年行っている地元の「そば道場」。暑い中しっかり稽古した後の冷たいそばは気持ち良く、みんなあっという間に平らげてしまった。 　食事が終わり、これですべての合宿日程が終了。暑い中しっかりと稽古した成果をこれから先、日々の稽古や試合等にぶつけて行って欲しい。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　極真会館福井支部

一般部夏合宿2008 参加者写真（1日目第1部稽古時撮影） 合宿1日目第1部稽古時撮影のため途中参加者の写真がありません。 おっと!?師範の写真も．．．

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