国際空手道連盟極真会館 福井支部 宮脇道場
磯部師範による特別稽古 レポート
2009年2月28日(土)・3月1日(日)
 2月28日(土)18:00〜21:00と3月1日(日)13:00〜16:00の両日、磯部師範による特別稽古が行われた。
 土曜の夜は40名が参加。時間になると、さっそく稽古は始まった。毎回基本動作の重要性を強調して指導していただいているが、この日も準備運動の動作から丁寧に身体のどの部分を意識して動かすか、なぜそうなるかをわかり易い説明で教えていただいた。
 基本稽古は、各動作を30本から100本ずつ。途中力が緩んだり足が上がらなくなってくると師範から「人より強く、早く、高くだよ。」と檄が飛び、みんな気合を入れなおしていた。
 基本を終え黙想でしばし休憩。呼吸と基本の大事さについての説明を受け移動稽古に移った。
 前屈立ちからの突き、双手突き、受けからの突き、と徐々に難しくなっていく。双手や内受け下段払いの移動などは今日の参加者はあまり経験がなく、師範の説明に良く耳を傾けながら丁寧に反復していた。その後、蹴り、受けと突きと続き、みんな汗だくとなった。
 移動の後はスタミナ等の強化のためのメニュー。その場で小刻みに両拳を繰り出す稽古、同じように横に移動しながらの突き、座高突きなどでスタミナやバランスを補強する方法を学んだ。
 残り時間が少なくなり、師範がみんなに「どんな稽古をしたい?」と聞いた所、難しい移動稽古をしたいとの声があり、残り時間は先ほどの移動を踏まえた双手受けと双手突きの移動稽古となった。最初はみんななんとかこなしていたが、段々と頭と動作が混乱して最後は悩みながらの移動稽古となった。締めのあと全員で撮影、握手をしていただいた後にはさきほど習った移動を忘れないように反復している様子を携帯電話に録画している指導員もいた。
 日曜の昼は20名での稽古となった。まずは基本を30本から100本、丁寧に気合を入れて行う。その後はスタミナをつけるために腿上げを3分間などの補強を数種類。休憩をはさんで3組に分かれミット稽古に。前蹴り、中段回し蹴り、正拳突き、それぞれを1本から30本まで増やし、また1本まで戻すというやり方で技を叩き込んでいく。師範が回りながらひとりひとりに的確なアドバイスを与え、目に見えて技が正確になり、威力がついてくる。たっぷりと汗をかいた後は車座になって質疑応答。今日は師範の誕生日という事から始まり、(本当は閏年の2月29日との事)師範の長い指導経験からの色んな話に全員が耳を傾けひとつひとつ聞き入っていた。
 今回はお母様の具合が悪く急遽来日となったにもかかわらず、福井支部の事を気にかけてくださり貴重な時間を指導に割いていただいた。
 2週間後に控えている福井県大会と北信越少年大会に向けてみんなの気持ちもこのご指導のおかげでより上向きとなりました。心より感謝いたします。



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